だから備忘録。

観たものの記録。

2016/10/29 フリック

フリックのメモ

国立劇場の小劇場初めてでした。小さくてびっくりした…!緞帳もないから会場の時からステージに明かりついてました。

 

 

舞台装置すごかったな〜!場面設定が映画館だから、客席や映写室が舞台上にある。ミニチュアが公開されてたんだけど細かいところまでしっかり作られてて感心した。

 

元がアメリカで書かれた脚本なだけに間の取り方が洋画みたいだった。長すぎる間がある時は音響がかかってたり、喋ってないけど演技はちゃんとしてて目が離せなかった。んでも、脚本は割と重め。コミカルな話なんだけど、人種差別、同性愛、奨学金ダウン症、自殺が取り扱われてて、色々なことを考えさせられた。起承転結の「転」にあたる部分では人間の本質が垣間見えたり。一番共感したのは、エイブリー(木村了さん)の「人はみんな、自分がこうであるっていうステレオタイプを演じてるだけだ」ってセリフ。

 

ほぼ3人劇なのに退屈しなかったんですよね。キャラがちゃんと立ってるし、何より演技がうまい。立ち方とか、掃除の仕方とかにも差があってよかった。木村了さんは帝一とかTARO URASHIMAの時よりも自然な演技だったなと思う。ソニンちゃんから漂う色気すごかった。菅原永二さん何処かで見たことあると思ったら十一ぴきのねこに出てたんだって〜!

 

すごく楽しかったし、いろんなことを考えさせられる舞台だった。作中に50本以上洋画のタイトルとかあらすじとかが出てくるんだけど洋画全然詳しくないから洋画見てからもう一回観たいな〜明日千秋楽だけど…