2017/01/28 黒い薔薇歌劇団
のだめ番外編に出て来た「白い薔薇歌劇団」の公式オマージュのような何かで、フライヤーも二ノ宮先生書き下ろしでした。
・カジュアルで敷居の低いオペラ
のだめから着想を得ているだけあって、かなりカジュアルな感じでした。PPAPぶっこんできたり日本語のセリフもちょくちょくあったり。のだめ作中でも峰の演出は奇想天外なところがあって(笑)まあ雰囲気はなんとなーくあってるようなそうでもないような…。
・ナレーターと字幕付き
話がだいぶわかりやすかったのはほとんどナレーターと字幕のおかげでした。オペラは話を理解してないと楽しめないと聞いたことがあったので魔笛を読んできたんだけど、多分読んでこなくても大丈夫だったかと。
・魔笛と鈴
どうやって表現するのかな、と思ってたら人間が普通にキャスティングされてたんですよね。そりゃそうか。オペラ全く観たことがなかったので意外でした。鈴はバレエや何らかのダンスを取り入れた動きをしていて、音が鳴るたびに観ていて飽きなかった。魔笛はフルートの奏者でした。
・バレエ
侍女とダンサーがバレエの動きをしていて、オケと歌とあいまって素敵だった。特にダンサーは黒いレオタード着てて、ガラスの仮面の「劇団一角獣」のような感じ。火の試練ではダンサーがバレエを踊りながら赤い布で火を表現したり、水の試練では青いボールで水を表現したりと、かなり抽象的で、でもしなやかで観ていて飽きない、そんな感じだった。
・舞台装置と照明など
紗幕がかかっていて、すごく効果的に使われてた。だんだんと紗幕から魔笛が現れるところは特に幻想的だった。上手下手におかれたコロガシ(?)からでてた水色の光量がめまぐるしく変わってチカチカしてたナンバー1曲め、すごくハラハラした心境が伝わってきた。夜の女王の曲の際にはsusから紫が出て、紗幕は上がって星球が光ってて、それがアリアとあいまって本当に圧倒された…!
・オーケストラ
生演奏っていいな。多分ちゃんとしたオケがついてるのを観たのは何年か前に生で見た宝塚以来だと思います。オーケストラピットがない会場だったのでステージ上でやってたけれど、ちゃんとオーケストラと舞台を切り離せるようにオケを真ん中に配置して、その後ろは平台で高さを作ってあって、前の空いたスペースでは照明を変えるなどされてた。
すごーく楽しかったです。