だから備忘録。

観たものの記録。

2017/07/06 髑髏城の七人season鳥

髑髏城の七人season鳥 メモ

あのね…沼。


・客席が360°回る

そもそも1万3千円を払う気になったのは早乙女太一さんに興味を持ってたってのが50%、客席の機構が気になったのが50%です  青山劇場の逆パターンとしか思ってなかったけど想像をはるかに超えてたんだよ、、、!

舞台がドーナツ状で客席がまわる、緞帳がスクリーンになっててプロジェクションマッピングで背景や建物を映し出してるのも面白かった。最近のこの業界の映像の使い方あんまり好きじゃなかったけど今回のはすごく効果的に使われてたなって。



もともと小説版を途中まで読んだ状態で行ったんですけど、まず捨之介(阿部サダヲさん)のキャラが違いすぎる。コミカルな捨之介。あとこれは多分2011年版からだと思うけど(DVD購入したので後で見ます)捨之介と天魔王の影武者設定無くなってたり、細かい登場人物が変わってたり…

そして脚色とともに大幅に演出が変わっていたと聞くので風と月ドクロもチケット取りたいです


(2019年、ログを整理しているので追記:そもそも髑髏城は初演を元に役者や演出を変えるのが魅力の作品でした。異端児とも言える(笑)鳥から見てしまったのでなんか色々すごかったけど鳥のおかげで私はいま新感線さんにズブズブです。)


・歌う、踊る

ミュージカルと銘打たれてるわけでもないのに歌って踊って大騒ぎ。


阿部サダヲさんのポテンシャルが高い

殺陣もそつなくこなすし、笑いは取れるし(緊張と緩和がうますぎる)、何より阿部サダヲさんめっっちゃかっこよかった〜!

それと、トリプルカテコから帰るときに出口間違えて無界屋の大門と櫓の間に一回入りそうになったの可愛すぎた


早乙女太一さん、ヤバい

ヤバ…本当に好きです…無界屋蘭兵衛の時のあの聖母のような微笑み、極楽太夫との会話で見せる愛(惚れた腫れたではない何かかもしれないけど)、信長の髑髏を手にした瞬間のあの顔つき、眼差し、しなやかな身体…信長を敬愛していたことが全身から伝わって来て泣きそうになった  あと死に際もだいぶ小説と違って良かった(でも小説の例のセリフはオタクとしては大好物です)

 殺陣は言わずもがなしなやかで滑らかでハリがあり緊張感を持っていた


・好きなシーン

1.無界屋蘭兵衛を極楽太夫が満月の夜白い彼岸花の中で見送るところ 

2.雁鉄斎と捨之介のやりとり  あんなにでかい会場が一斉に笑うのすごい  笑わせるのがそこらの芸人よりうまい  ゲラゲラ笑いました

3.川の中での戦闘  そもそもアメフラシ使ってて、それが舞台のくぼみに流れることで川になってたのが面白かったし、迫力があった



最初はチケ高いと思ってたんですよ。ちょっと厳しいな〜学生だし…って。でも1万3千円払って良かった。こんなにすごい劇場で、こんなに素敵な衣装で、こんなに凝った装置で、小道具で、こんなに良いキャストで3時間半もやってくれるのは逆にコスパがよすぎた。


鳥最高すぎて軽率にワカドクロのDVDを劇場で買いました  友達がVBBのDVD持ってるから今度劇団☆新感線鑑賞会するんだあ