だから備忘録。

観たものの記録。

2017/12/02 髑髏城の七人season月下弦の月

髑髏城の七人season月〈下弦の月〉12/2マチネ

す、すごいものを見てしまった…舞台のハプニング初めて遭遇した………

 

 

◯役者

宮野真守さん

かっこよくてすごかった。どこにすごいな、と思ったかというと、体幹。揺れないし、どっしり構えてるので、殺陣もそこまですごいわけではなかったのに、安定感があって、場に慣れてる印象。

 

廣瀬智紀さん

  リアコになるかと思った。鳥の蘭兵衛さんみたいな優しい感じだった…。

  夢見酒後のふわふわタイム、殿の鎧の尻尾を口に含んだ…ように見えたし、恍惚とした表情で鎧をペタペタ触っていたのは、色気がすごかったですね。事後じゃん。 で、夢見酒。キッスが耽美〜て感じだったんだけど、今回の夢見酒衣装がまさかの淡いブルーだったから血糊が映えなかったのが残念。

 

・鈴木拡樹さん

  幕開けからダンスすると思わなかったよお。第六天の話、追加要素なんだけど、これを書かないと最後が生きないもんね。すごく良かった。  キャラクター造形、嫉妬に燃える天魔王って感じかな?殿を看取ったのも天魔王。「そんなのは殿ではない」。鎧は天守閣にのこのこ入り込んで手に入れてた。

 で、今日、ハプニングあったんですよ。捨之介に鎧を剥がされるシーンで、鎧を剥ぐ瞬間にカツラも一緒に飛んでしまった。次の瞬間、自らウィッグネットを剥ぎ取って、短髪の彼が板の上に。でもね、ここ、演出かと思ったの。何もかも剥ぎ取られてしまって、人間の姿に堕ちた天魔王。地を這う奸賊どもになってしまったと、思った。でもどうやら様子がおかしいし、左手にはマイク握ってるしで、あ、これ、ハプニングだと。右手に刀、左手マイク。セリフをしゃべるときは左手に言う。でもマイクはノイズが入りまくるし、正直声が届かない場面もあった。そんな中、最後の最後まで天魔王、人の男たらんとしている。ハラハラしてたけど役者さんが堂々としてくれたから安心感はあったのよね。

 

木村了さん

  よかった。すごいぴょんぴょん飛んでた。横蹴り大好き。「旋風芋掘り剣」はずるい!笑 し、そこでもすごい動いてた。あと荒武者隊の仲間が死んじゃった時の演技の感じが好き。

 

◯脚本

  まだこんな底力があったの?!って感じ。大胆な脚色と言っても過言じゃないと思います…

  「秀吉よりも先に天魔王をとめる。それが、この街を護る最後の手だ。」

「殺すんじゃねえ、とめるんだ。」

  今回のテーマは殺さずに、止める。地の男は、天から降る涙雨を受け止めるのが役割、というのはseason風でも描かれてたけど、今回のキーアイテムの「傘」により、それがさらに強調された、懐の深い捨之介が描かれてました。

 

 

  「たとえ血まみれの手だって、洗えば落ちる。」

太夫のこのセリフを聞いたときにハッとしたのは、天魔王の手に赤い血糊がずーっとついてるからなんですよね。天に成り代わろうとして数多もの血を流させた天魔王。対して、まっさらな手をした無界屋一行。けれど、蘭兵衛は独白でこう続ける。

「俺の三途の川は血まみれなんだ。洗えば洗うほど真っ赤に染まる。一度、流しきるしかないんだよ。」

そう。太夫が詮索しなかった蘭兵衛の過去。森蘭丸として、織田信長のもと血を血で洗ってきた過去。だから、無界屋の主として、関東髑髏党に単身乗り込む。信長公の名を語る天魔王をとめて、この街、仲間を護るため。太夫たちの三途の川を、血まみれにさせはしない。今までの脚本で、あんまり腑に落ちてなかった部分が、ここ。なぜ蘭兵衛が単身髑髏城に乗り込むのか。なんで知らぬ顔の蘭兵衛を決め込めなかったのか。そこが、ついにストンと腑に落ちた。(というか今までここ飲み込めなくて蘭兵衛好きとかいってたんかいって感じなんですけどね)

下弦すごかったな〜上弦もたのしみ

 

(2019年ログ整理による追記:ちなみにこのあとライビュも含め2回見ました。下弦はどっしりしていて見ていて安定感がありましたね。)

2017/10/21 髑髏城の七人season風

髑髏城の七人season風 10/21 ソワレ

ライビュ含め3回目。気づいたことメモ


・捨之介が沙霧の背中を「大事な女の柔肌に〜」といいながらまさぐる(ちょっとすけべでかわいい)

・無界の里に入った時の捨之介、極楽太夫の顔見てニヤニヤしてる(すけべでかわいい)

・1景終わる時の「浮世の義理も〜」の捨之介、袖に左手を通さずに懐に入れてる

・「誰か二郎衛門様のお相手をしたい人は?」で関八州荒武者隊のおかまちゃんこと白介も立候補してる!笑

・蘭兵衛、城から戻ってきたシーンから常に帯刀してる

・東雲殺す時の蘭兵衛の仕込笠での殺陣、1ヶ月前は本当に遅すぎてイライラしたくらいだけど今回そんなでもなかった(向井理上達した)

・兵庫が磯平を刺して「体液が出ちゃう!」とかやってるシーン、里のみんなは兵庫見てるのに蘭兵衛だけ上手見上げてて本当に興味なさそうだった

→1回目の時に思った「無界屋蘭兵衛のロボット感」はそんなに強くなかったけど、それでも感情がないというか、みんなでワイワイするときにしてない

・でも磯平が出てきたシーンではみんなと同じように臭そうな仕草してた、かわいいよ蘭兵衛

・くんろ…のネタ切れ感(笑)

→狸穴(生瀬勝久)に「だから毎回変えなくてもいいってば!」って言われてた  これはライビュの時もだったけど、1ヶ月前は「残された俺たちの気持ちにもなってみろ!」だった

・蘭兵衛「いい街か…だとしたらそれはこの子たちのおかげだ」は台本にはない

彼岸花の殺陣で最後両手を広げた形になる蘭兵衛(これは二刀流なので)かわい〜

・天魔王「ワクワクするのう、蘭兵衛」で右にいる蘭兵衛の肩に手を置く天魔王

・蘭兵衛「大殿の名前を使っているのは貴様も同じじゃないか」  やっぱり風の蘭兵衛は「大殿」よびなんだなあ

⇆捨之介「ひょっとしたら本当に信長公の首だったのかも知れねえな」

・3回目のお色直し蘭兵衛(すでに蘭丸)、銀色衣装で前髪は一筋だけ。リボン結びしてるところははける時に解けてた。

・おエマショッピングの(コメ)個人の感想です  はスクリーンに表示される

・贋鉄斎の乗ってる馬はセグウェイを有効活用している笑笑

ポニテをさわる無界屋襲撃時の4回目のお色直し蘭丸  

伊賀忍びの殺陣が死ぬほどキレキレ

・天魔王「人間50年、夢幻の如くなり…」の時の蘭丸ニヤニヤしてる(殿を思ってんのかな  キュート)

・三五が「てへっ」ていったときに沙霧がどすの利いた声で「は?」っていってる

・天満の鎧を着せられてからラストまでの捨之介は低いハーフアップになってる  これ好き

・蘭兵衛が死んでもなく捨之介は本当に優しい 「今度は迷わず殿のところへ行けよ」


なんか9/27に見た時よりよくなってたよね?!あのときド派手な鳥の直後でどうなるんだろ〜って思ってたら結構硬派な風だったので、あ…そういう感じなんだ?!ってちょっと落差に耐えきれなかったところがあったんだろうね…。そのあとライビュも見て完全に風の雰囲気をつかんで見た今回、すごくよかった。鳥では蘭兵衛が好きだったんだけど風はとにかく天魔王がかっっっこよくて好きだなあ。あと沙霧ちゃんと捨之介の身長差に萌える。

2017/08/12 モマの火星探検記

モマの火星探検記 8/12マチネ

少年社中さんも銀河劇場もはじめてでした!

こんなに舞台で泣いたの初めて…

踊りを、歌を、音響を、照明を、体を、こう使うんだ!と全てにおいて感動した


○あれこれ

・装置

ストーンヘンジ的なオブジェ3つ(作中によると「ストーンサークル」)が平台の上に乗っていて、ほとんどの演技は平台の上で行われる

・照明

緞帳なくて最初から照明ついてたんですけど、susから水色と青、そして星球、スモーク焚いてるので全体を通してぼんやりとした感じ

平台の下をコロガシの光がピカーって光ってて良かった

とにかく派手!コロコロ変わるし目潰し多い!光量、常に100じゃなくて70くらい?と100くらいを効果的に使い分けてた

・音響

でかい。音が鳴るたびに振動が来る。

暗転の時の音響も爆音で、それがとっってもよかったなあ。

ピアノのメロディだけとかの曲も綺麗だったー

・衣装

ヒラヒラが多い!ユーリ役の生駒ちゃん、子供の役だったんですけど動くたびにヒラヒラ動いてて子供らしさが引き立ってたなあ


○役者

・モマ/矢崎広さん

彼の役への向き合い方が好きです。(といっても薄ミュぐらいしか見てないんだけど…)真面目なシーンもコミカルなシーンもしっかり演じて、かつ、感情と演技がマッチしてた。

・ユーリ/生駒里奈ちゃん

歌のたどたどしさが子供らしくてよかった。動き方可愛かった

・おじさん/井俣太良さん

たいらさんの大きな声、どっしり構えた演技は安定感が凄まじい!通路席だったから客降りで隣通ってくれたんだけど、泣きまくってて通り過ぎた後にやっと気づいた。

ガーシュウィン/松田岳さん

体の使い方がいい!泣かされました。

・テレスコープ/鈴木勝吾さん

ロボットの役なんだけど、本当にロボットの動きだった。感情を込められないけど演技に魂入ってた。

・レイ/相馬圭祐さん

そもそもシンケンのオタクだから鈴木くんと同じ舞台ってだけでも嬉しかったし何より復帰おめでとうございました。


○演出

面白えことすんな〜!と思ったのは、コペルニクスだとかガリレオだとか、過去の学者がいかにすごいかを説明する集会で、みんなが床を手でダンダンとリズム取りながら一斉に叩いていたところ。セリフだけよりも威厳とか説得力?が増したように感じた。後ここのシーン、コペルニクスガリレオを紹介する人はバラバラだったんだけど、紹介する人が踊りや体の動きで表現しててすごい良かった


○脚本

いい感じに先が読めるって感じでした。でも先が読めた瞬間に鳥肌が立つ。伏線もちゃんと貼ってたしわかりやすかった。

以下ネタバレ



モマとユーリ、そしておじさんの関係性がわかったとき、すべての歯車がカチッとあわさった…そうか、過去と現在なのね…

ホルストの息子ジュピターが亡くなった後にジュピターが幽霊となって現れたのも、全てはこのためだったんだね…(でもここのホルストの演技がやばすぎて泣いた)

モマは火星でクレバスに落ちた挙句、大きなフレアに呑まれてしまう。クレバスに落ちて見捨てるしかないとわかった後でも、メンバーはいつものように話し、「地球に帰ったらピクニックに行こう」と約束する。決してもう助からないことは言わないし、その優しさが痛かった。一方ガーシュウィンは、自分がクレバスから助かった引き換えにモマが落ちてしまったことに責任を感じて、「助けに行こう、行かないなら俺も火星に残る」と提案。そこに輝馬くん演じるタケミツが「共に分かち合おう」と抱擁。そしてモマ以外の一行は火星を離れるが、スコープス(ロボット)は火星に残る。モマを一人にはしない。いつものようにコントをやってモマを励ましながら、一緒にフレアに呑まれていく…この一連のくだり、ボロ泣きでした…



満足度がえげつない。台本買ったのでじっくり読みます。

2017/07/06 髑髏城の七人season鳥

髑髏城の七人season鳥 メモ

あのね…沼。


・客席が360°回る

そもそも1万3千円を払う気になったのは早乙女太一さんに興味を持ってたってのが50%、客席の機構が気になったのが50%です  青山劇場の逆パターンとしか思ってなかったけど想像をはるかに超えてたんだよ、、、!

舞台がドーナツ状で客席がまわる、緞帳がスクリーンになっててプロジェクションマッピングで背景や建物を映し出してるのも面白かった。最近のこの業界の映像の使い方あんまり好きじゃなかったけど今回のはすごく効果的に使われてたなって。



もともと小説版を途中まで読んだ状態で行ったんですけど、まず捨之介(阿部サダヲさん)のキャラが違いすぎる。コミカルな捨之介。あとこれは多分2011年版からだと思うけど(DVD購入したので後で見ます)捨之介と天魔王の影武者設定無くなってたり、細かい登場人物が変わってたり…

そして脚色とともに大幅に演出が変わっていたと聞くので風と月ドクロもチケット取りたいです


(2019年、ログを整理しているので追記:そもそも髑髏城は初演を元に役者や演出を変えるのが魅力の作品でした。異端児とも言える(笑)鳥から見てしまったのでなんか色々すごかったけど鳥のおかげで私はいま新感線さんにズブズブです。)


・歌う、踊る

ミュージカルと銘打たれてるわけでもないのに歌って踊って大騒ぎ。


阿部サダヲさんのポテンシャルが高い

殺陣もそつなくこなすし、笑いは取れるし(緊張と緩和がうますぎる)、何より阿部サダヲさんめっっちゃかっこよかった〜!

それと、トリプルカテコから帰るときに出口間違えて無界屋の大門と櫓の間に一回入りそうになったの可愛すぎた


早乙女太一さん、ヤバい

ヤバ…本当に好きです…無界屋蘭兵衛の時のあの聖母のような微笑み、極楽太夫との会話で見せる愛(惚れた腫れたではない何かかもしれないけど)、信長の髑髏を手にした瞬間のあの顔つき、眼差し、しなやかな身体…信長を敬愛していたことが全身から伝わって来て泣きそうになった  あと死に際もだいぶ小説と違って良かった(でも小説の例のセリフはオタクとしては大好物です)

 殺陣は言わずもがなしなやかで滑らかでハリがあり緊張感を持っていた


・好きなシーン

1.無界屋蘭兵衛を極楽太夫が満月の夜白い彼岸花の中で見送るところ 

2.雁鉄斎と捨之介のやりとり  あんなにでかい会場が一斉に笑うのすごい  笑わせるのがそこらの芸人よりうまい  ゲラゲラ笑いました

3.川の中での戦闘  そもそもアメフラシ使ってて、それが舞台のくぼみに流れることで川になってたのが面白かったし、迫力があった



最初はチケ高いと思ってたんですよ。ちょっと厳しいな〜学生だし…って。でも1万3千円払って良かった。こんなにすごい劇場で、こんなに素敵な衣装で、こんなに凝った装置で、小道具で、こんなに良いキャストで3時間半もやってくれるのは逆にコスパがよすぎた。


鳥最高すぎて軽率にワカドクロのDVDを劇場で買いました  友達がVBBのDVD持ってるから今度劇団☆新感線鑑賞会するんだあ

2017/04/22 薄桜鬼sslroute斎藤一

薄桜鬼ssl〜sweet school life〜 route斎藤  メモ


最高の舞台でした。本当に最高の舞台でした。


●演出

・客入れbgmが剣道の稽古してる音で、竹刀のぶつかる音と部員の声が響いていた  会場に入るともうそこは薄桜学園だった

・のっけからダンスが始まって何事かと思った  ミュージカルかと思うくらいキレキレのダンスだった

・場面転換を「あえてみせる」演出に脱帽。書き割りの表に教室の扉・廊下の掲示板×2、裏に教室の扉・理科実験室の窓×2だったんだけど、場面転換の時にclなしでsusから青を出して(客席にやや向いていたので目潰しのように使われていた)場面転換しているアンダーさんたちの動きが見えてた  アンダーさんたちは書き割りをくるくる回したり流れるような動きで場面転換していて観てて楽しかった

・終業式のシーン、アンダーさんが客席の通路にいきなりパイプ椅子おきだして何かと思ったらそこにキャストさんたちが座ってきて、まるで客席にいる私たちも薄桜学園の生徒のような扱いをしてくれた…3列目下手席だったんだけど、2席先に斎藤一が座ってた…


●照明

・スウィート・スクール・ライフ斎藤一編1番の(?)ドキドキイベントである『テスト勉強中に消しゴムを取る手が斎藤先輩と重なっちゃった///』を、トップサスで照らしていて、めちゃめちゃドキドキしてしまった…同じようにクリスマスイベントの『ドキドキ!斎藤先輩からお揃いのチャームもらっちゃった♡』でもトップサスでチャーム照らしてくれて強調されててよかった


●脚本

・原作を大事にしてくれて、プールイベとクリスマスパーティー以外ほとんど再現してくれた!!!!!ちょっとだけオリジナルが入ったりもしたけど基本的にはpsvita版薄桜鬼sslだった

・原作を大事にしてくれたという点で、ミニゲームの再現がありました。ドキッ☆ここが勝負だバレンタイン(ゲーム原題ママ)で、千鶴ちゃんがチョコを男子生徒に奪われないように走り抜くあのミニゲームを再現してくれてびっくり!でも照明もめちゃめちゃよかったし、沖田藤堂原田が助太刀してくれててキャラも立ってたのでよかったなあ〜〜。


・いままでのドラマ版/舞台版からもそうだし、そもそもあのpsvita版の脚本自体あんまり好きではないのでてっきりオリジナルストーリーでやってくれるのかと思ったんだけど今回の舞台版で『薄桜鬼sslって…最高じゃん?!』となってしまいました。土方ルートの千鶴ちゃんの思考回路はいまでも理解できないんだけど!(というかほとんどのルートにおける禁止されているバレンタインチョコをわざわざ学校に持ってくる千鶴ちゃんの思考回路本当によくわかんない)


●キャスト

・沖田役の中尾くんが、2.5を演じる上で原作をとても大事にしてくださって、森久保さんの癖のある喋り方や声の出し方を一生懸命真似してくださっててほんとも〜〜最高

・土方役の山田さんは彼自身の土方を演じてくれました。優しい雰囲気をまとっていたのと、脚本的に風間といがみ合ってるシーンが多かったから(しかも風間がギャグキャラ扱いだったのでかなり笑い声がおこってた)そこまで鬼の副長…もとい教頭という感じはしなかったかな。

・山南さん役の鷲尾さん、スタイル良すぎてマジ理想の山南敬助だった…(※私は山南さんの夢豚です)風間同じくギャグキャラ扱いで、すぐに変若水を持ち出して飲ませようとしていたのが脚本的にうーんと思ったけど(まあゲームでもだいたいああなので…)気品の高そうな歩き方や、そうかと思えばポケットに両手を突っ込んだまま歩いてたり、後ろに手を組みながら歩いていたりとインテリヤクザ感も出ていてSUKI…となった(※私は新選組の試衛館出身の子たちを多摩のヤンキーだと思っています)

・アンダーさんたちの早着替えとダンスがキレッキレでほんとにすごかった…稽古頑張ってくれたんだろうなあ

・剣道のシーンがあって、掛かり稽古を防具なしでやってたんだけど、斎藤が右構えで違和感(sslゲームやったの随分前なので記憶違いで左構え設定がなくなっているならすみません) 掛かり稽古のあと、沖田藤堂斎藤で乱闘になるシーンがあるのだけれど、そのシーンで斎藤の稽古着の紐が取れてしまうアクシデント!ベージュの肌着を着ていたのだけれど、稽古中に一生懸命袴がずり落ちないようにしてたり、前がはだけすぎないようにしていたのかわいかったなあ


とにかく最高の舞台でした。キュンキュンしっぱなしで終始口抑えてたの。アンケートにでかでかと続編希望!って書いてきちゃった舞台初めて。ssl、本当に最高でした。お見送りハイタッチで土方、沖田、天霧にハイタッチしてもらっちゃった。一生洗わねえ。

2017/01/28 黒い薔薇歌劇団

オペラ魔笛  黒い薔薇歌劇団  メモ

のだめ番外編に出て来た「白い薔薇歌劇団」の公式オマージュのような何かで、フライヤーも二ノ宮先生書き下ろしでした。


・カジュアルで敷居の低いオペラ

のだめから着想を得ているだけあって、かなりカジュアルな感じでした。PPAPぶっこんできたり日本語のセリフもちょくちょくあったり。のだめ作中でも峰の演出は奇想天外なところがあって(笑)まあ雰囲気はなんとなーくあってるようなそうでもないような…。


・ナレーターと字幕付き

話がだいぶわかりやすかったのはほとんどナレーターと字幕のおかげでした。オペラは話を理解してないと楽しめないと聞いたことがあったので魔笛を読んできたんだけど、多分読んでこなくても大丈夫だったかと。


魔笛と鈴

どうやって表現するのかな、と思ってたら人間が普通にキャスティングされてたんですよね。そりゃそうか。オペラ全く観たことがなかったので意外でした。鈴はバレエや何らかのダンスを取り入れた動きをしていて、音が鳴るたびに観ていて飽きなかった。魔笛はフルートの奏者でした。


・バレエ

侍女とダンサーがバレエの動きをしていて、オケと歌とあいまって素敵だった。特にダンサーは黒いレオタード着てて、ガラスの仮面の「劇団一角獣」のような感じ。火の試練ではダンサーがバレエを踊りながら赤い布で火を表現したり、水の試練では青いボールで水を表現したりと、かなり抽象的で、でもしなやかで観ていて飽きない、そんな感じだった。


・舞台装置と照明など

紗幕がかかっていて、すごく効果的に使われてた。だんだんと紗幕から魔笛が現れるところは特に幻想的だった。上手下手におかれたコロガシ(?)からでてた水色の光量がめまぐるしく変わってチカチカしてたナンバー1曲め、すごくハラハラした心境が伝わってきた。夜の女王の曲の際にはsusから紫が出て、紗幕は上がって星球が光ってて、それがアリアとあいまって本当に圧倒された…!


・オーケストラ

生演奏っていいな。多分ちゃんとしたオケがついてるのを観たのは何年か前に生で見た宝塚以来だと思います。オーケストラピットがない会場だったのでステージ上でやってたけれど、ちゃんとオーケストラと舞台を切り離せるようにオケを真ん中に配置して、その後ろは平台で高さを作ってあって、前の空いたスペースでは照明を変えるなどされてた。


すごーく楽しかったです。

2016/11/27 ミュージカルヘタリア

ミュージカルヘタリア  2弾…かな?ライビュでみました。(国名一部改変してますが検索よけです)

 

アニメリスペクトがすごいな〜〜!!と思って!客入れBGMが「まるかいて」と「はたふって」のカラオケバージョンでテンション上がりまくり!なぜか「まわる地球」と「ヘタリアン」流れず…笑  ボブ白旗監督リスペクトなのだろうか?

役者さんの声もイタちゃんが浪川そっくりでびっくり!さらに18歳と聞いて驚きを隠せなかった 。

特に似てたのはイタちゃんとにぽんで、ドイチュも声のちょっと高い安元さんって感じがした。ちゅ国やフランシュやロッ様はアニメの喋り方を意識してるっぽかったな〜。特にちゅ国はあのカタコト感よく出てた。にぽんを「にぽーん」って呼んでないのに違和感はちょっとあったけど基本は「ニほん」呼びなんだっけ?しばらく遠ざかってたので思い出せず…

 イギギはそこまでアニメ感なかったけど、もしかしたら声がガッサガサだったからわかんないだけだったのかも…笑 お大事にしてください。

 

新規ストーリーで面白かったな!と。

話の流れは「兄弟」を軸にしてアメ……大陸発見〜パ…博覧会まで。兄弟っていうのはアメ&イギギだけじゃなくてちゅ国&にぽんも。太陸発見〜独りつ戦争、開国あたりは原作でもあったけど出てこないキャラもいるし基本的な流れは新規。独りつ戦争もそこまで忠実じゃなかった。

伏線の張り方が面白かったし、ギャグの入れ方もテンポが良くて何より史実にはそってるから違和感なくオリジナルストーリーを楽しめたんですよね。

プーちゃん出てないからアメを強くしたのがドイチュになってたのはちょっと悲しかったけど、まあでかいくくりで見たらドイツでもいいでしょうってことで笑

パ…博覧会ではフランシュとロッ様が世界を牛耳るために戦争を仕掛けるみたいなシーンがあって、「あれ?こんなん史実にあったっけ…?」て20分くらい集中できなかったんだけど、オチは「アメとイギギを仲直りさせるためのお芝居」でした。

 

 

・印象に残ったシーン

イギギが独りちゅした後のアメに向かって「独立してからモラルが上がったな!立派立派!」っていいながらアメを踏みつけるシーン(オタク心にギュッときた)

ちゅ国がにぽんに「つまらない国だけにはならねーでほしいある」っていうシーン  国旗を持ったアンサンブルさんが斜めに立ってたおかげですごくカッコよかった!!

アドリブでロッ様とアメがキスする場面があって、「しにたい」だか「しね」だかアメが吐き捨ててて普通にギャグでした  会場はどよめいた

 

ダンスも可愛いしキャストも良かったし何よりアンサンブルの人たちがめちゃめちゃ頑張っててすごく楽しい舞台でした  !

 

ただストロボ炊きすぎで目が痛かった…。